こんにちは!
Ehimeets!編集室です!
インタビュー企画第6弾となる今回、お話を伺ったのは、愛媛大学社会共創学部4回生の佳音 (かのん)さん。

愛媛にいて「本当にやりたいことって見つかるのかな」と不安になることありませんか。
大学で海洋環境の研究に打ち込みながら、地方創生ライブコマ―サーとしても活躍する佳音 さんのストーリーは、新たな世界に一歩踏み出す勇気をくれるはずです。
”想い”をのせて、地域の魅力を全国に届ける

ー大学では何を学んでいるのですか?
私は、愛媛大学社会共創学部の産業イノベーション学科に所属しています。2回生まではほかの学生と同じように松山のキャンパスで授業を受けていましたが、3回生からは愛南町に拠点を移して研究活動をおこなっています。
私が研究テーマにしているのは「赤潮」。赤潮は生態系に悪影響をもたらすほか、養殖業者さんが受ける損害も決して無視できるものではありません。そのため、少しでも被害を抑えられるように、海で現地調査をしながら、赤潮の防除方法を日々模索しています。
ー大学生活で特に力を入れていることは?
学業以外では「地域創生ライブコマーサー」としての活動に力を入れています。ライブ配信で地域の特産品を紹介したり、視聴者さんからの質問に答えたり。スマホで見られるテレビショッピングみたいな感じです。たとえば、宇和島市の水産加工品や松山市のシャインマスカットを生産者さんと一緒にPRしたことがあります。そのほか、イベントの配信をすることも多いですね。
ただ、単に商品を紹介することだけがライブコマーサーの役割ではありません。視聴者さんが気になるであろうポイントや生産者さんの想い、背景にあるストーリーをわかりやすく伝えることも大切にしています。
ーライブコマーサーの活動で印象に残っていることは?
特に印象に残っているのは、松山市で開催されている松山野球拳おどりの配信です。2年連続で担当したのですが、1回目はもう必死でした(笑)。インタビューでも、1個質問したら「次どうしよう…」って頭が真っ白になってしまって。
ただ、1年経って臨んだ2回目は少し余裕ができて、その場の雰囲気に合わせた会話ができるようになっていたんです。がむしゃらに活動を続けるなかで成長できたことを実感した瞬間でしたね。

新たな環境に身を置くことが私を大きく成長させてくれた

ー進学で県外に出ることは考えなかったのですか?
自分がやりたいことをできる環境が愛媛大学にあったので、県外への進学は特に考えなかったですね。
海洋環境に興味をもったのは、海洋ごみを取り上げたニュース番組がきっかけでした。海の生き物が傷つく様子を見て、自分に何かできることはないのかと考えるようになったんです。
高校生のときも海洋環境について調べたことはあるのですが、そこから先の行動に移す機会がなく、もどかしさを感じていました。すると先生が、愛媛大学に赤潮の研究者がいることを教えてくれて。愛南町に住みながら研究できる環境にも惹かれて、進路を決めました。
ー学業も仕事も大胆に行動されていますね。
私の積極性や行動力のルーツは、ボーイスカウトでの経験にあります。
中学1年生のとき、松山市の姉妹都市・サクラメント市でホームステイをしたんです。英語もほとんど話せない状況で、なんとか自分の思いを伝えようと努力した経験が、私の考え方 や性格を大きく変えてくれました。母いわく、帰国したときには雰囲気がガラッと変わっていたらしいです(笑)
ライブコマースの世界にも、はじめは勢いで飛び込みました。オーディションが開催されることを知り、情報発信する仕事にも興味があったので、思い切って応募してみたんです。最初の審査はギリギリのところで通過しましたが、半年間の研修期間を経て、最終的には準グランプリに選んでいただきました。
ー進学する前に抱いていたような学生生活を送れていますか?
高校生の頃にイメージしていたよりも、ずっとアクティブに動けていると思います。もともと何かにチャレンジすることは好きだったのですが、まさかオーディションを受けて、ライブコマーサーになるなんて考えていませんでしたからね。
もちろん、ライブコマーサーとしての活動は最初から順調に進んだわけではないですし、悩んだり、落ち込んだりすることもあります。ただ、いろいろな経験を積む中で成長できている感覚があるので、新しい世界に一歩踏み出してみて本当によかったです。
「愛媛が好き」が原動力。地域の魅力を掘り起こし、発信し続けたい

ー今後、目標にしていることはありますか?
当面は、地方創生ライブコマーサーとしての活動に全力で取り組んでいきたいと思います。県内企業のPRをお手伝いさせていただくのはもちろん、イベントのリポーターやMCにもどんどんチャレンジしていきたいです。私の配信を見た人たちが実際にその場所まで足を運んでもらえるようになるとうれしいですね。
ー卒業後の進路は?
卒業後は、県内の出版会社に就職することが決まっています。「愛媛の魅力を発信する」という活動にやりがいを感じているので、それを仕事として継続できる会社を選びました。
ライブコマースの仕事をしていると「こんなにおいしいものがあったんだ」「こんなにきれいな景色があったんだ」と気づかされることばかり。知れば知るほど、愛媛を好きになっていくんです。
また、愛南町に住み始めたことも、地域の見方が変わったきっかけになっています。愛媛最南端にある高茂岬は絶景ですし、柑橘ブランドの愛南ゴールドもすごくおいしいので、ぜひ(笑)

地元の人同士が「愛媛ってなにもないよね」と会話するシーンはよく見ますが、やっぱり寂しいですよね。だからこそ、今度は私が愛媛の魅力を伝える番。もっともっと多くの人に愛媛を好きになってもらいたいんです。
ーあなたにとって愛媛とは?
私にとって、愛媛は癒しを与えてくれる存在です。心が落ち着く景色があって、疲れを吹き飛ばしてくれるおいしい食べ物がある。
そして、何より人があたたかいですよね。大学の授業や仕事などで県内各地を訪れていますが、どこに行っても地元の方々が快く迎え入れてくれる。愛媛はいつも私をほっこりした気持ちにさせてくれるんです。



