こんにちは!
Ehimeets!編集室です!
インタビュー企画第4弾となる今回、お話を伺ったのは、愛媛大学法文学部2回生の甲斐愛美(かい まなみ)さん。

大学で大好きな文学を学びつつ、「松山マドンナ大使」として松山の魅力発信に奔走する甲斐さんに、地元・松山に対する想いや将来の夢を語っていただきました。
退屈だった場所が「誇れる場所」に。深く知れば見方も変わる

―大学ではどのようなことを学んでいるのですか?
私は、愛媛大学法文学部の夜間主コースに通っています。専攻は人文学で、今は日本近現代文学への理解を深めているところです。
文学作品の言葉一つひとつに着目し、作者の生き方や想いを読み解いていく過程がすごく楽しくて。もともと本が好きなこともあり、文学にどっぷり浸かれる今の環境は自分に合っていると思います。
―学業以外にも精力的に活動されているようですね。
今年の4月から、松山市の観光大使「松山マドンナ大使」として活動しています。おすすめの観光地や旬な情報を発信し、松山の魅力を日本全国、そして国外に発信することが主な活動内容です。

約半年間でさまざまな経験をさせてもらいましたが、一番印象に残っているのは、東京の神宮球場で物産展を開いたときのことです。東京ヤクルトスワローズのみなさんがキャンプや公式戦で松山に来てくれるので、今度は私たちが東京にお邪魔しました。
東京の方々と直接お話しするなかで感じたのは、想像以上に松山を知ってくれているということ。「坊っちゃん団子食べたことあるよ」「道後温泉いいよね」とたくさん声をかけていただいて。松山の魅力が県外にも広がっていることを実感できた出来事でしたね。
―松山マドンナ大使になろうと思ったきっかけは?
大学の掲示板で募集チラシを目にしたのが最初のきっかけです。
少し興味があったので、まずは松山についていろいろと調べてみました。すると、松山を何も知らないことに気がついて。
松山マドンナ大使になって松山を深く知ることができれば、私自身もこの街をもっと楽しめるのではないかと思ったんです。
―松山マドンナ大使として活動してみて、松山の印象は変わりましたか?
めちゃくちゃ変わりましたね(笑)正直いうと、当初は「松山って遊ぶ場所少ないよなぁ」くらいにしか考えていませんでした。
しかし、松山について勉強したり情報発信したりするなかで、文学の歴史や美しい自然など、多くの魅力に気づくことができました。だからこそ今は、その魅力を届けることで、若者と松山をつなぐ架け橋になりたいと思っています。
実際、市外・県外に出てPR活動をしていると、「おすすめしてくれた場所に行ったよ」と言ってもらえる機会も増えてきました。人の心を動かせているんだって実感できたときは、大きなやりがいを感じます。
地元に残ったからこそ、見えた景色がある

―高校卒業のタイミングで進路に悩むことはありましたか?
一度松山を出てみたい気持ちもあったので、県内・県外のどちらに進学するかですごく悩みました。
ただ、家族とも話し合うなかで、大学時代を松山で過ごすことが、時間やお金を無駄にしない選択だと思うようになって。松山はコンパクトシティといわれるように、利便性が高くて住みやすい街ですからね。
あのとき松山を離れていたら、大好きな文学を学ぶことも、観光大使として活動することもできていなかったかも知れない。そう考えると、県内での進学を決めてよかったなと思います。
―想像していたような大学生活を送れていますか?
私は夜間主コースに通っているので、イメージしていた大学生活とは少し違う部分もあります(笑)ただ、夜間主コースならではのいいところもあるんですよ。
一番は、学生がそれぞれ自分の時間を大切にしていること。人数が少なくて、みんな知り合いだけれど、無理に喋らないといけない雰囲気もなくて。とにかく居心地がいいんです。
また、所定の単位数内であれば昼の授業も受けられます。うまく使い分けながら、昼・夜の両方を体験できることも、夜間主コースの魅力ではないでしょうか。
新たな可能性を追い求めて、これからも挑戦を続ける

―松山マドンナ大使の活動をどのように進めていきたいですか?
この半年間、どうすれば松山の魅力を伝えられるのかと悩み続け、少しずつやるべきことが見えてきました。今後はターゲットをしっかりと見据えて、効果的な情報発信をしていきたいと考えています。
最近、特に力を入れているのはSNS。投稿することには不慣れなので、苦戦しながらですが…何事も挑戦です(笑)
まずは、松山のことを多くの人に知ってもらう。その結果として、実際に足を運んでいただけることがあればうれしいですね。

―将来の進路は決まっているのですか?
将来は教員になりたいと考えています。高校生の頃、ある先生の授業を受けて苦手な教科の見方が大きく変わった経験があって。関わった人の選択肢を広げたり、新たな道を示したりできる職業に魅力を感じています。
また、松山マドンナ大使の活動を通じて、「伝える」ことに楽しさややりがいを感じたことも教員を志した理由のひとつです。
就職する際には、県外に出ることも選択肢に入れています。松山に居続けたい気持ちはありますが、井の中の蛙になってしまう不安があって。大海を知るためには、故郷を離れる経験も必要なのかなと。
ただ、松山で生まれ育ち、松山マドンナ大使として活動してきた経験を地元に還元したい想いもあります。まったく知らない地でゼロからスタートするのか、松山で培ったものを活かしていくのか、前向きに悩んでいるところです。
―甲斐さんにとって松山はどんな街ですか?
松山は、人と人とのつながりが強い街。他人が他人じゃない雰囲気があるんです。
電車に乗ると、同じ空間にいる人同士がちょっとした顔見知りになっている感覚があるし、街で道に迷ったときも気軽に声をかけられる。松山の人、松山という街には温かみがあって、不思議と安心できるんですよね。
また、住みやすい環境が整っていることも特徴のひとつだと思います。交通の便が良くて、都会過ぎず、田舎過ぎない。“ちょうどいい”という言葉がぴったりな街です。
さいごに
松山マドンナ大使の活動はSNSでも発信されているので、ぜひチェックしてみてください!


